第3回てんかんをめぐるアート展in横浜

てんかんって?

てんかんは、発作を繰り返す病気で、脳波検査に特有の波形が見られます。発作のときには、患者さんの体がガクガクとけいれんしたり、意識が一時的に曇ったりします。発作の内容(症状)は患者さんによってさまざまです。発作の持続時間はおおむね短く、1分以内に止まって、しばらくすると、患者さんはもとの状態に戻ります。てんかんがある人は、100人に0.8人ぐらいといわれています。治療するときには、てんかんは発作の症状と脳波結果をもとに、いくつかの種類に分けて、抗てんかん薬を服用します。
てんかん発作の多くは、抗てんかん薬を服用することで発作が止まります。患者さんは、学校の先生や、企業人や、医師や、看護師や、施設の職員として働いている方がたくさんいます。スポーツが得意な方もいます。みなさんがこれまでにお世話になった方の中に、てんかんがあるかたが、いるはずです。
一方で、いろんな薬を使ってもてんかんの発作が止まらないため、生活や仕事がやりにくくなっている人がいます。発作が止まらないてんかんの原因や治療や合併症についての研究発表が、毎年行われる日本てんかん学会の学術集会で行われています。


田中神経クリニック 
院長 田中正樹

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